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顔の骨折

2008.04.01手術情報

鼻骨骨折(鼻の骨の骨折)

鼻のつけ根を強打しておこる骨折です。症状は鼻血、鼻づまり、鼻の腫れ、痛み、鼻が曲がっているなどです。
頬骨骨折
大人の方は局所麻酔、外来通院で治療を行います。小児や痛みに弱い方は入院の上、全身麻酔で行います。ペンチのような器具で折れた骨を元の位置に戻します。(腫れが強く、鼻の形が分かりにくい場合は、腫れが引くまで様子を見ることがあります。)
初期治療が不十分だった場合は、曲がったまま骨折が治癒したり、鼻が低くなる場合があります(陳旧性鼻骨骨折)。この場合は、骨切り手術が必要になります。
合併症
鼻出血、腫脹などです。
予後(経過)
  • 2~3日毎に受診が必要です。
  • 鼻に詰物をすることがあります。
  • 鼻を強くかまないでください。
  • 鼻をぶつけないで下さい。
  • 鼻のギプスをすることがあります。

頬骨骨折(きょうこつこっせつ)(ほほぼねの骨折)

頬を強打して起こる骨折です。症状は、頬のはれや変形、しびれ、口が開きにくいなどです。物がだぶって見えることもあります。
治療は入院、全身麻酔でおこないますが、軽い骨折のときは局所麻酔で治療することもできます。口の中や、髪の毛の中など、傷が目立たないところを選んで切開を加え治療を行います。骨折がひどいときは、まつ毛のきわや、まゆ毛のそとがわを切開して治療することもあります。局所麻酔で行うときは、頬に1~2ヵ所、1~2ミリ切開します。
頬骨骨折
合併症
出血、血腫、感染、縫合不全などです。
予後(経過)
  • 入院期間は約1週間です。
  • 7~10日後に抜糸をします。
  • 骨癒合に約1か月かかります。

上顎骨骨折(じょうがくこつこっせつ)(うわあごの骨折)
下顎骨骨折(かがくこつこっせつ)(したあごの骨折)

それぞれうわあご(上顎)、したあご(下顎)を強打して起こる骨折です。症状は、はれや変形、咬みあわせが悪い、口が開きにくいなどです。
治療は入院、全身麻酔でおこないます。しばらくの間は口が開かないように固定したり、金属で骨折したところを固定したりします。術後食べられるものが制限する必要があります。
合併症
出血、血腫、感染、縫合不全などです。
予後(経過)
  • 入院期間は約1週間です。
  • 7~10日後に抜糸をします。
  • 骨癒合に約1か月かかります。