顎変形症
−下顎枝垂直骨切り術単独例− (現在では、上下顎同時移動術の場合も同様の術後管理です)
入院期間:手術前日に入院して、手術後1週から10日程度の入院を要します。
手術時間:全身麻酔をかけて、執刀開始からの時間は1時間程度です。
術後管理:術後2〜3日目から、望ましい噛み合わせ(咬合)の位置で噛むように、
上下のアーチワイヤー間をエラスティックで、きつく縛ります(顎間固定)。
この間の食事は、流動食になります。
通常、手術後1週で、矯正歯科を受診して、顎間固定を撤去します。
この時点で、退院が可能となります。
* 2007年後半からは、この顎間固定をなくす取り組みを始めました。
〜現在では、顎間固定をやめて、弱いエラスティックによる顎間牽引に移行しました。
これからは、矯正歯科でのトレーニングエラスティックによる噛み合わせの管理
(以後、約1か月間)に移行します。
口を開けられますから、会話や食事は可能です。
提携医療機関である宮本形成外科と一緒に、”クリニカルパス”の導入や
鎮痛薬や局所麻酔薬の検討により、常に入院期間短縮への取り組みを行っています。
注: ”クリニカルパス”とは、入院治療の日程表です。 詳しくは,
宮本形成外科→治療情報→クリニカルパス→クリニカルパス事例 顎変形症
をご覧下さい。
費用 :顎口腔機能診断施設基準に適合している診療機関(当院も基準に適合)では、
術前ならびに術後矯正治療に保険が適用され、総額では約20〜30万円程度です。
また、手術にも保険が適用されます。
なお、矯正治療を保険で行う場合には、保険診療で許されている器具・材料や
治療法を使用しなければなりません。
それ以外の器具・材料や治療法を希望される場合は私費診療(自由診療)となります。
また、その場合には、形成外科などで行う顎矯正手術も私費となります。
*すべての治療を私費で希望されることは問題がありません。
…歯の裏側からの装置を用いた治療や、インプラント矯正などの治療は
保険では行うことが出来ません。
…保険で術前・術後矯正治療を行う場合には、矯正治療の各段階(矯正開始、
動的治療開始、マルチブラケット装置開始、骨切り前、保定)で顎口腔機能
診断料を算定します。これらの顎口腔機能診断料は前回の診断から6ヶ月
経過していなければ算定出来ません。なお、矯正開始の診断はは動的治療
開始またはマルチブラケット装置開始と一致することが多いと思われます。
*念のために、説明を追加しますが、
保険が適用されるのは、 確実に顎矯正手術をされる(厳密には手術をされた)
患者さんのみが該当します。 相談、検査や診断までだとか、 術前矯正治療の
途中で止めたりされる場合には、保険は適用されません。このような場合は、
すべて私費診療です。
すべての治療を私費で希望されることは問題がありません。
*”顎間固定” ”トレーニングエラスティック”については、各治療例の治療経過の写真をご覧ください。
顎変形症(外科的矯正治療)に関する研究発表
術前矯正治療の短縮や省略に関する研究発表
入院期間短縮に関する研究発表
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