広島中央矯正歯科は広島市中区八丁堀にある日本矯正歯科学会専門医の診療所です

 

広島中央矯正歯科  

  〒 730-0013 広島市中区八丁堀11-10KSビル5F
  TEL 082-502-6803 FAX 082-502-6804

下顎前突は、いわゆる”受け口”と云われる歯並びです。反対咬合とも云います。
乳歯の頃、永久歯の前歯が生えてきた時期、下顎の成長が続いている頃、
そして、大人になってからと、それぞれの時期の治療は異なります。

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不正咬合(下顎前突)



正常咬合と不正咬合
   
不正咬合
   叢生(そうせい)
   
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
   下顎前突(かがくぜんとつ)
   
上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)または両顎前突(りょうがくぜんとつ)
    開咬(かいこう)
   過蓋咬合(かがいこうごう)



 

下顎前突(かがくぜんとつ) 

 いわゆる”うけ口”と云われる歯並びです。反対咬合とも云います。

 下顎の前歯が上顎の前歯より前に出ているために、
うまく噛めないだけでなく、
 発音にも影響があります。

 
下顎の前歯や下顎全体が前方に出ている場合と、
 上顎の前歯や顔の中央部(鼻や頬まで)全体が後退している場合があります。
 また、オトガイが前方へ大きく突き出している(=突出度が大きい)場合
もあります。

 乳歯期の前歯だけの反対咬合は、永久歯の前歯が生え変わる際に、
 自然に治癒してしまうこともあります。

 しかし、
遺伝的な要因の大きいケースの乳歯期の反対咬合では、
 永久歯の前歯が生え変わっても状態は変わらないことが多いのです。

 そこで、
この時期に一度、矯正専門医を受診して、
 すぐに治療を必要とするのか否かを診てもらって、
 長期的な管理をされることが望ましいのです。

 治療の必要があると判断された場合には、
 T期治療として前歯や臼歯の被蓋関係の改善などを行ないます。



           前歯部叢生を伴う前歯部反対咬合(T期治療)

       舌側傾斜して萌出した永久歯の前歯(永久中切歯)が
       1本だけ反対に噛んでいる(1歯反対咬合)のを
       早期に改善して、引き続いて上下顎の前歯を排列した症例です

                       治療前
前歯部叢生&前歯部反対咬合(T期治療)治療前


                       治療後

前歯部叢生&前歯部反対咬合(T期治療)治療後

            
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  上顎(両側中切歯)翼状捻転と正中離開を伴う前歯部反対咬合(T期治療)

     上顎両側中切歯翼状捻転と正中離開を伴う前歯部反対咬合を、
     上顎にリンガルアーチとセクショナルアーチを用いて改善した症例です

         初診時〜治療中〜治療終了時(上段から下段へ)

      上顎(両側中切歯)翼状捻転と正中離開を伴う前歯部反対咬合(T期治療) 初診時〜治療中〜治療終了時

  

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                前歯部反対咬合(T期治療)

      前歯部(右側中切歯と側切歯)反対咬合を、
      リンガルアーチとセクショナルアーチを用いて改善した症例です

                       治療前

前歯部反対咬合(T期治療)治療前


                       治療後

前歯部反対咬合(T期治療)治療後

 

                    治療後2年4か月

前歯部反対咬合(T期治療)治療後2年4か月

 

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             前歯部反対咬合(切端位採得可)(T期治療)

     切端位(上下の前歯がつき合せの位置)が採得可能な前歯部反対咬合でしたので、
     上下顎のセクショナルアーチで被蓋の改善だけを行い、
     その後、経過観察中も、咬合は安定しており、空隙は自然に閉鎖した症例です

                       治療前                  

前歯部反対咬合(切端位採得可)(T期治療)治療前


                       治療後 

前歯部反対咬合(切端位採得可)(T期治療)治療後

 

                      治療後2年

前歯部反対咬合(切端位採得可)(T期治療)治療後2年


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 ところで、従来、広く行われてきた
 チンキャップ(Chin cap)による下顎骨の成長抑制 (+下顎前歯の舌側傾斜)や、
 上顎前方牽引装置による鼻上顎複合体の前方成長 (+下顎骨の成長抑制)は、
 長時間の装着が必要であり、患者さんの協力にのみ頼った治療法であることや、
 その後の下顎の追いつき成長(catch-up growth)が生じること、
 顎関節への影響が懸念されることなどから次第に使用頻度は減少しており、
 昨今では、(下顎を後下方に回転させて)前歯の被蓋を改善しやすくする目的で
 一時的に使用することがある程度ではないかと思われます。


 下顎の思春期成長がほぼ完了して、永久歯も第二大臼歯まですべて生え揃ってからは、
 下顎の前から四番目の歯(第一小臼歯)を抜いて治療することが多いのですが、
 下顎の前から四番目の歯(第一小臼歯)と上顎の前から五番目(第二小臼歯)
 あるいは四番目の歯(第一小臼歯)を抜いて治療すること(
定型抜歯)もあります。
 さらに、抜く部位が大臼歯だったり、前歯であること(
非定型抜歯)もありえます。
 また、歯を抜かずに治療(
非抜歯治療)することもあります。



              上顎叢生を伴う下顎前突(抜歯治療)

  骨格性の要因は比較的小さい下顎前突で、上顎の叢生がやや大きかったので、
  上下顎とも左右の小臼歯を1本抜歯して咬合と口もと・側貌を改善した症例です

                       治療前

上顎叢生を伴う下顎前突(抜歯治療) 治療前


                       治療後

上顎叢生を伴う下顎前突(抜歯治療) 治療後


                    

               上顎叢生を伴う下顎前突(抜歯治療) 治療前後の側貌

                   治療前 ⇔ 治療後

               下口唇の突出感が改善されて、
               良好な口もとが獲得されています。

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 昨今では、
歯科矯正用アンカーを用いた治療で、歯を後方へ移動させることも可能なケースも
 あります。
 しかし、
下顎自体が大きく前方に位置している、 あるいは上顎が後退している場合には、
 下顎の歯を抜いて、咬合だけを作り上げても、つまり骨格の不正をカムフラージュするだけでは、
 好ましい側貌を得ることは難しいことが多いのです。



              上下顎叢生を伴う骨格性下顎前突

   骨格性の要因の大きい下顎前突ですが、顎矯正手術を希望されなかったため、
   ”カモフラージュ”治療を行った症例です

                       治療前
”カモフラージュ”治療を行った骨格性下顎前突(抜歯治療) 治療前


                       治療後
”カモフラージュ”治療を行った骨格性下顎前突(抜歯治療) 治療後



               ”カモフラージュ”治療を行った骨格性下顎前突(抜歯治療) 治療前後の側貌
                    治療前 ⇔ 治療後

    従来の矯正治療(抜歯治療)だけでは、下顔面の突出感は改善されません。

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 すなわち、咬合だけでなく、顔貌の改善をも視野に入れた治療ゴールを目指した治療法
 (顎矯正手術:下顎骨後方移動術や上顎骨前方移動術など)を考慮すべきなのです。



             骨格性下顎前突(上下顎同時移動術)

   上下顎軽度叢生を伴う骨格性下顎前突に対して、
   非抜歯での術前矯正治療の後、
   Le Fort T型骨切り術(LF-T : Le Fort T osteotomy)による上顎骨前方移動術と
   下顎枝垂直骨切り術(IVRO : Intraoral vertical ramus osteotomy)による
   下顎骨後方移動術の組み合わせによる上下顎移動術を施行した症例です

                       治療前
骨格性下顎前突(上下顎同時移動術) 治療前


                      手術直前 

骨格性下顎前突(上下顎同時移動術) 手術直前


                       治療後

骨格性下顎前突(上下顎同時移動術) 治療後

 

    

    骨格性下顎前突(上下顎同時移動術)側貌の比較 初診⇔手術直前   骨格性下顎前突(上下顎同時移動術)側貌の比較 手術直前⇔治療後   骨格性下顎前突(上下顎同時移動術)側貌の比較 初診⇔手術直前⇔治療後
     初診⇔手術直前   手術直前⇔治療後   初診⇔手術直前⇔治療後

             

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 顎矯正手術を併用した治療の詳細については、顎変形症 ならびに 研究業績 をご覧下さい



 さらに、
 オトガイが前方へ大きく突き出している(=前方への突出度が大きい)場合や、上下的に長い場合など、
 逆に、
 オトガイが後退している(=前方への突出度が小さい)場合や、上下的に短い場合など、
 それ以外にも、オトガイが側方にずれている場合などは、
 オトガイ形成術
も診断の際に併せて考慮すべきかもしれません。

   顎変形症患者に対して施行したオトガイ形成術後の輪郭不整について

   鶴田仁史, 宮本純平, 宮本義洋, 宮本博子

   日本美容外科学会会報 第39巻, 第 3号, 8-20. 2017(平成29年) 



                        オトガイ突出度
オトガイ突出度の比較 オトガイの突出度が大きい例オトガイ突出度の比較 オトガイの突出度がやや大きい例オトガイ突出度の比較 オトガイの突出度が標準的な例
  オトガイの突出度が大きい   オトガイの突出度がやや大きい         標準的


                          オトガイ形成術

       オトガイ形成術 術中写真 プレートを用いて固定している       オトガイ形成術 治療後の側方頭部X線規格写真
     術中写真(プレートを用いて固定している)    治療後の側方頭部X線規格写真




これら以外にも、
子供の矯正治療(T期治療、T+U期治療)
永久歯がすべて生え揃ってからの矯正治療(大人の矯正治療、成人矯正、U期治療)

歯の裏側からの矯正治療
部分矯正

顎変形症

口唇口蓋裂 の種々の症例をご覧いただけます。



                           



   

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