矯正装置について
当院で用いる歯の表側からの矯正装置は、目立ちにくく審美的な透明な装置ですが、
どうしても矯正装置を歯の表側につけるのは困ると云われる人には、
歯の裏側から治療する方法(舌側矯正やリンガルブラケットと呼ばれるもの)があります。
実際に、成人の患者さんの多くがこのような歯の裏側から治療を希望されます。
ただ、表側に装置をつける場合と較べて、いくつかのメリットとデメリットがあることを
ご理解いただいた上で、装着される装置を選択していただく必要があります。
<メリット>
1 人の目を気にせずに治療を行うことができる。
2 虫歯になりにくい。
…歯の裏側は、唾液(=歯を溶かしてしまう酸を薄めてくれる)によって
常に洗浄されているからと云われています。
<デメリット>
1 発音しづらい。
2 上の前歯の裏側の装置に下の前歯にあたって、奥歯だけでしか、ものが噛めない。
3 歯の裏側の歯ブラシが難しい。
4 舌で触った感じが悪くなる。
5 治療費が高くなる。
…表側からの治療と比較すると1.5倍程度の費用がかかります。
これは、裏側から矯正する場合には、患者さんの1本1本の歯の裏側に
正確に装置(ブラケット)を位置づけるための技工料が必要となること、
装置自体の価格が高いこと、技術料が高くなることなどによります。
6 治療期間が長くなることがある。
*裏側からの治療が困難な場合や、部分的に歯の表側にも装置をつける場合もあります。
歯の裏側からの矯正装置の種類

Kurz appliance

STb bracket
これまでのKurz applianceと比較すると非常に小さくなり、丸みを帯びています。

インコグニート Incognito
歯の裏側の形態は、表側と較べて非常に複雑です。インコグニートはCAD/CAMシステムによって
個々の患者さんに合わせてもっとも薄く作られる裏側の矯正装置です。
しかも、インコグニートは、歯に接着する面積が広いので、装置が脱離するトラブルが少なくなります。
また、金合金を使用しているので金属アレルギーのトラブルも少なくなります。
さらに、コンピュータにより設計された複雑な形態のワイヤーをワイヤーベンディングロボットが屈曲し、
これを用いることによってチェアータイム(診療時間)が短縮されます。
(Kurz applianceによる治療例)
この症例の詳しい治療経過をご覧になられる場合は↑画像↑をクリックして下さい。
これ以外に、
歯の表側からの目立ちにくい審美的ブラケット や
その他の装置 があります
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